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1- 日本人の一生

現在の日本人のライフスタイル:人生80年。男は28.5歳、女は26.2歳で結婚して、2,3年の間に1,2人つくる、子供が成長して結婚するのが男女は50代後半。

60,65歳で夫は仕事をやめ、夫婦だけ老後を送る。

1950年代後半以降の高度経済成長時代に、諸国から「エコノミック.アニマル」と評されたように、仕事に打ち込むため、家庭を犠牲してもかまわないと考える「モーレツ型」がサラリーマンの住流だった。

現在、個人生活を大切したい、自分の趣味にあった暮らし方をしたいとする「マイホーム型」が多数を占めている。

子共中心の一生

その家庭の中心は子共である。

毎年、3月3日の桃の節句には女の子の、5月5日端午の節句には男の子の、無事な成長を祈って祝う。

6,7歳で子共が小学校に入学する。

日本の教育は小学校6年間、中学校3年間が義務教育である。

高校への進学率は97%、大学へも2人に1人の割合で進学している。

多くの親は少しでもいい学校へ入れようと、小学校のころから塾通いをされる。高校.大学の受験に失敗すると、1,2年は予備校にも通わせる。

教育費の捻出は親にとって頭の痛い問題だ。

子供が20歳になって、一応、親の責任を果したことになるが、大学生は授業料も生活費も親がかり。子共は自分の生活をエンジョイするばかりで、あまり親のことを顧みない。そのうち定年がやってくる。夫婦は趣味の生きたり、旅行を楽しんだりします。これは、日本人の一生の理想の姿である。

近年、夫と子共のために犠牲にしてきたと感じる初老女性が、定年後の夫を離婚し、自活の道を進みます。

2-日本人の暮らし

1世帯の平均支出は700万円「1995年」

治安はどうかというと、世界でも最も安全な国と言える。

家電製品や車の普及率は高く、日本人は雄太かで便利な生活を享受している。

住宅事情:日本の都市は地価が高いため、都市部でなかなかマイホームがもでず、1戸当たりの床面積は欧米に比べると狭い、下水道の普及率は欧米の水準よりかなり低い。

日本人のおおむねは自分たちの生活に満足します。最近、物の豊かさより生きがいや人と交流などの豊かさを求める傾向がある。

都市の暮らしと農村の暮らし

日本の都市はニュウヨックやロンドンなどの世界の大都市に劣らない

都市生活者はレストランで気軽に世界の料理を楽しみ、デパートで一流品を買うことが出来る。

住宅問題:都市の地価が高いため、マイホームをもつのは大変難しくなっている。

情報機関や交通機関の発達で、物やサービスについては農村と都会との格差はほとんどなくなってきている。

農村の生活者の悩みは若い者たちは都会へ出て行くことで、跡継ぎ不足や嫁不足といった減少が続けていることである。

3-日本人の消費の仕方

アメリカ主婦は一週間に一度ぐらいスーパーへ出かけてまとめ買いするのが一般的のようだが、日本では買い物は主婦の大事な日課である。毎日、スーパーや肉や、魚や、八百屋に出かけて、夕食文と翌日分をこまめに買います。

しかし、モータリゼーションの発展などから、このような消費パターンが変化します。ディスカウントストア、パワーセンターという新業態による小売りが勢力を拡大している。

通信販売の低価格は大手スーパーなどの価格破壊の進行で、その利点は消えつつある。

コンピューターネットワークが新しい通信販売の媒体として広がりつつある。

消費傾向の変化

現在、衣食住以外の選択的支出が消費の過半数を占めており、増加するだろうと予想されている。

急速な高齢化、自由時間の増大意識、価値観の変化などのによって、医療サービス、ケア付き住宅、旅行などの時間消費型消費、学習、交際費などの支出は増大するだろうと予想している。

エネルギー、資源多消費型の見直し、自然環境の保全に配慮した生活スタイルの転換が課題となっている。

4-日本人の食生活

食生活と高度経済成長

戦後、とりわけ高度経済成長時代に入った1950年代後半以降に日本人の生活は大きく変わった。当然、食生活においてもその影響が現れた。例えば食生活の考え方。かつては料理を作るのは女性の役割で、男性がする仕事ではない。現在、男女を問わず、食事に関心を持つ人が多くなった。

以前は、家の間取りから見て条件の悪い位置かれることが多かったが、現在では、調理設備を整えるだけでなく、採光や通風などの好条件に場所に配置したり、インテリアにも十分配慮している家庭が多い。

多様化する食生活

戦前:一日の食事回数は朝昼夕の3回で、最も大切のは夕食である。主食は米で、副食は魚や野菜が一般的であった。

戦後:パン、肉、卵、乳製品は食べられるようになった。

経済成長とともに多様化してきている。日本料理だけでなく即席食品、半調理品、調理済み食品、世界各国の料理が手軽に楽しめる。ファーストフードもお好みしだいである。

さらに、健康食としての自然食品、ダイエット食、手作り料理が人気を博している。

5‐死の葬式

仏式の葬式と告別式

キリスト教.新教の納棺式に当たるのが通夜で、死者を葬る前に、家族、親戚、友人が夜通し棺の前で守る。

祭壇は葬儀社に頼んで飾り付ける。

僧侶を呼んで読経して、死者の戒名を付けてもらう。

参列者が焼香し、軽い酒食をとりながら故人をしのぶのがしきたりになっている。

昔は通夜を行い、その後に納棺したが、最近は衛生的配慮から、通夜の前に納棺を行うようになった。

場合によっては遺族や近親者だけで葬儀を行い、一般会葬者は告別式にだけ参列するとか、公葬にするためにすぐに葬儀が行えない、死後2,3日以内に、親戚のものだけで密葬を行い、後日、正式の葬儀、告別式を行う。

仏式では祭壇で合掌し、焼香して死者に別れを告げる。

告別式の後、火葬場に行き火葬、遺骨とともに帰宅して、翌日埋葬をする。墓地が正式に決まらないや遠くてすぐに行けない場合は寺院の納骨堂に遺骨をあずけ、後日、埋葬することもある。

法要

仏式で故人の死後、冥福を祈って読経する法要という行事がある。死後7日目の初七日、同様に四十九日、百日、命日の行う一周忌、三回忌、七回忌などの年忌法要もある。春秋の彼岸にも墓参りをして、死者をしのび、供養する。

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